2013年4月29日月曜日

歴史散歩(21):徳の交わり


西郷隆盛(南洲)と菅実秀(臥牛)が対話しているこの坐像は、西郷屋敷において両翁が親睦を深め「徳の交わり」を誓い合ったことを記念して制作したものです。
臥牛翁は庄内藩の有力な家老でした。庄内藩は戊辰戦争で官軍に激しく抵抗したため厳しい処分を覚悟していましたが、南洲翁の暖かい取り計らいにより処分は極めて寛大なものとなりました。この南洲おきなの人徳に感服した臥牛翁は明治8年自ら7名の旧庄内藩士とともに来鹿し南洲翁の教えを受けました。
後に臥牛翁はこれらの人々の手記を集め「南洲翁遺訓」を発刊し全国に頒布しました。


山形県鶴岡市とは昭和44年(1969)に姉妹都市の締結を行っています。


また、南洲墓地前には姉妹都市締結時に鶴岡市から送られた庄内柿が植えられています。


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