ヨーロッパの城を思わせる大きな石造りの門があります。ここに鹿児島刑務所がありました。
江戸時代には牢屋と呼ばれ、郡元の一之宮神社の近くにありましたが、西南戦争で焼かれてしましました。翌年、鹿児島駅近くに鹿児島監獄所が建てられました。しかし、市の中央にあるとういうことや建物が古くなったこともあり、明治34年(1901)から新しい刑務所の建設が始まり、7年後の1908年に完成しました。
石造りの刑務所としてはわが国で最も古く、尚古集成館や五大石橋とともに、鹿児島の貴重な石造建築物でした。鹿児島刑務所は、昭和60年に吉松町(現湧水市)に移転し、今は正門だけ残り、中世ヨーロッパの城門を思わせるゴシック建築独特の様式を偲ばせてくれます。
国の登録文化財に登録されました。
跡地は現在鹿児島アリーナになっています。
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